Rabbit and Turtle, Yukari Miyagi
Nieves and Happa-no-Kofu


 

look inside

Yukari Miyagi
Rabbit and Turtle

First Edition

Artwork Yukari Miyagi
Text Wasaburo Ishiwara and Kazue Daikoku
Design Tatsuya Ariyama, Ayako Iizuka
Publishers Benjamin Sommerhalder and Kazue Daikoku

Published by Nieves and Happa-no-Kofu

www.nievesbooks.com
www.happano.org

ISBN 3-905714-04-3(スイス版)
ISBN 4-901274-07-4(日本版)

Printed by Hakubido (www.hakubido.com) in Japan


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展示のお知らせ
「Rabbit and Turtle」 ミヤギユカリの絵の世界展
会期:10月12日(水)〜11月1日(火)
会場:reading finerefine(銀座松坂屋地下2階、tel.03-3569-7261 )
インテリアショップの中のブックコーナーでの展示です。部屋を模した空間で、壁面
や大テーブルを使って、「Rabbit and Turtle」の絵の世界を作家自身がプランして
自由に繰り広げます。本の中に描かれているウサギやカメが思いがけない登場の仕方
でお目見えします。また原画も数点、展示されます。

reading finerefine
〒104-8166
東京都中央区銀座6-10-1銀座松坂屋B2F
tel.03-3569-7261 fax.03-3569-7262


◆Nievesについて◆
1 Year, 12 Months, 36 Zines。スイス、チューリッヒにあるインディペンデント・パブリッシャーNievesは、去年1年間かけて毎月3册ずつアーティストのzineを作りつづけ、全36册をまとめた展覧会Nieves Books Exhibitionを今年(2005年)1月、東京のギャラリーRocketで開きました。zine シリーズとは、16〜32頁のA5変形(14 x 20 cm)、モノクロフォトコピーという簡易なスタイルで作られたアーティストブック。本の基本体裁だけ決めて、あとはアーティストに好きに本づくりをしてもらうという、普通の出版では考えられない自由でユニークな出版形態をとっています。主宰者のベンジャミンはグラフィックデザイナーですが、頼まれないかぎり、デザインにもタッチせず、サイズに仕上ってきた作品をフォトコピーで100部複製して本の形にしています。このzine シリーズ6では、ミヤギユカリさんが「竹姫物語」の作品を発表しています。


◆「Rabbit and Turtle」ができるまで◆

2005年1月に、Nievesの展覧会でベンジャミン、ミヤギユカリ、大黒の三人が顔を合わせた後、チューリッヒに戻ったベンジャミンから、新しい本のアイディアが送られてきました。オフセットのカラーで新たなシリーズを始めたいと。そのシリーズでミヤギユカリさんの本をいっしょに作りませんか、という申し出でした。

シリーズ第1作目はソニック・ユースのKim Gordonの「Chronicles Vol.1」。Kimの若いころから最近のものまでの写真を断片的に集めたファン・ジンのようなラフな手触りの本。第2作目は9月に出たMike Millsの「Humans」というアーティストブック。写真、ドローイング、グラフィックデザイン、エッセイと様々な手法を自在につかって、ここ最近のマイクの心境+思想をコンセプチュアルに表現しています。

そして第3作目が、ミヤギユカリさんのドローイング集「Rabbit and Turtle」。サイズ160 x 225 mm、32頁、オフセット(カラー、2色、またはモノクロ)ということだけが条件として出されていました。その意味ではzineシリーズと同じ作り方です。ただ今回は葉っぱの坑夫も共同出版者として、最初から最後まで深く関わっての制作となりました。技術的な問題や予算の関係もあって、印刷は最終的に日本ですることに。デザインは有山達也さん、飯塚文子さんにお願いしました。印刷は「シカ星」と同じ博美堂さん。

日本とスイス、離れていても、たいがいのことはemailでのやりとりで事は済みます。言葉のやりとりのみで、互いの考えに触れ、意見交換をし、疑問点をただし、理解する。言語はどちらにとっても母語ではない英語です。そうやってこの本は作られました。必要であれば、画像のやりとりもし、サーバー上にファイルを置いて見ながら相談し、でもこれは作家のミヤギユカリさんとのやりとりも基本的には同じです。ただし、最初の絵が何枚か出来上がったときは、会って目の前で見せていただきました。またベンジャミンの方も、印刷に使う紙はデータでは送れないので、束見本にしたものをエアメールで送って相談をしました。それ以外のたいがいのことはメールで決めて進行しました。
(つづく)



◆葉っぱの坑夫から本を購入する方法