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「森ノ星」:CD-ROM(Mac/Win) + チャップブックのパッケージ(初版100部、2100円)
著者(写真・テキスト):大竹英洋
サウンド:Aeron Bergman「The Tale of the Unhappy American 」(Tomlab/2000) より
クリエイティブ・ディレクション:大黒和恵(Web Press 葉っぱの坑夫)
ISBN:4-901274-05-8 C0872


◎CD-ROM写真集「森ノ星」は、大竹英洋がノースウッズで撮りためた森の写真100枚で構成されたフラッシュムービー作品。 ムービーの画像を見る

◎チャップブック「動物の森 1999 - 2001」は、ノースウッズに暮らす動物との出会いを、シャープなフレーミングとやわらかな視線で綴ったショート・エッセイ集。(全33編:日本語、英語)  本の画像を見る


| 購入方法 |「森ノ星」展について | 森ノ星テキスト |「動物の森」ウェブ版 |

●フォトムービー「森ノ星」(CD-ROM )について

大竹さんの森の写真を最初に見たときの衝撃はわすれません。
苔にうもれた倒木、傾きもたれ合った木の群れ、絡まりあった大きなやぶ、パチパチと音が聞こえてきそうに鋭く強く奔放にのびる枝々、緑の苔の上にばらまかれたさまざまな色形の葉っぱ。
野生の狂暴さ、生々しさが胸につきささり、多様な生命のありかたに心うたれました。
生命のベクトル(命の進んでいくエネルギーや方向性)とは、こういうものなのか。
生と死(生物と無生物)の境界は、こんなにもまじりあっているのか。
森のランドスケープを見つづけているうちに、自分の住むこの星にたいして、生まれてはじめて具体的な親愛の気持ちがわいてきました。

この写真群をひとかたまりのものとして作品にしたい。自分以外のひとにも、言葉ではとても伝えきれないこの森の多様な命の姿を見てほしい、感じてほしい、と思いました。フォトムービーのスタイルをとったのは、1枚1枚の写真としてよりも、森全体をまるごと切れ目なく、ひとつの宇宙として伝えたいと思ったからです。

著者が収録してきたノースウッズの森の音と、エレクトロニックやフィールドレコーディングで知られるアーロン・バーグマンの楽曲と合わせてみたことも、不思議な体験でした。リミックスの中で、アーロンの音響と風の音や生きものの声はいつのまにか混じりあい、境界が見えなくなっていました。風の中にアーロンの音を聴き、アーロンのノイズの果てに森の音が姿を現わしました。

「森ノ星」には当然のことですが、カメラを構えている写真家の姿は写っていません。でも、100枚におよぶ写真を見ている間、心にときどき浮かんでくるのは、この映像を撮りつづける写真家、大竹さんの姿(なぜ、こんなにまでして、この森を撮りつづけるのかという問いとともに)でした。「森ノ星」は、森の自然についての写真作品ですが、ヒトの自然についても問いを発している作品なのかもしれません。
(大黒和恵/Web Press 葉っぱの坑夫)



●サンプルムービーがこちらでご覧いただけます。 (静止画を先に見たい方は、こちらへ
サンプルムービーA(写真10枚/サウンドのサンプル入り/6.9M)
サンプルムービーB(写真7枚/1.9M)

大竹英洋:
1975年生まれの写真家。1999年からミネソタ州ノースウッズの森に通い、小屋で生活しながら森の写真を撮りつづける。その間、自然写真家ジム・ブランデンバーグ、冒険家ウィル・スティーガーらと親交を深める。2002年4月より、生活の拠点を東京に戻し、作品を発表している。
ウェブサイト:Hidehiro Otake Photography

アーロン・バーグマン:
アレハンドラ・サリナスと立ち上げたレーベル Lucky Kitchenで、エレクトロニック作品やフィールドレコーディングによる音響作品を発表。ヨーロッパを中心に活動している。2003年7月には東京のICCで催された「9 Sound Installations」に参加。1971年、デトロイト生まれ。現在、アレハンドラとバルセロナに在住。
k.d.:ノースウッズで大竹英洋が録音してきた森の音(ウタスズメの声、風、湖の波の音、森を歩く足音など)をアーロンのサウンドと合わせる。
リーディング:Alexis, Juan, Kyoko, Hidehiro, Kazue
------------ 12.04, 2004 ------------------
バルセロナのアーロンからメールをもらいました。サーバー上のムービーファイルの完成版を見てもらったところ、すばらしいね、作品が届くのを心待ちにしています、という嬉しい言葉でした。次の機会には、新たなサウンドをつくっていっしょに、とも言っていただき、それはぜひ実現したいとプランを練りはじめているところです。



Web Press 葉っぱの坑夫:
2000年4月、ウェブ上でスタートしたノンプロフィットのパブリッシャー。アメリカを中心にヨーロッパ、アジアなどの詩人たちとコラボレートして、バイリンガルや多言語による作品づくりをし発表しつづけている。「Fragments/ことばの断片」プロジェクトには有名無名の詩人、写真家、アーチストたちの作品が混在して並べられており、世界中から閲覧、投稿がある。5冊のチャップブック(オンデマンド印刷による紙の本)を既刊。

企画・制作:Web Press 葉っぱの坑夫(http://happano.org/)、著者:大竹英洋、翻訳アドヴァイス:マレク・ルゴウスキー(ASGP/Chicago)
チャップブック印刷:中西印刷、CD-R制作:テックトランス、パッケージ印刷:プリントハウス






12月15日発売開始
(2100円)

購入方法
1. 葉っぱのオーダーページへ
2. ショップリストへ(PROGETTO、iTohen、shin-biなどで現在取り扱い中)
3. amazon.co.jpのこの商品のページへ


「森ノ星」展 - 大竹英洋フォトグラフィーII -

会期:2005年1月18日(火)-1月30日(日) 11:00-21:00 無休
会場:PROGETTO(Books for Creative Minds) 店内(川崎ラ・チッタデッラ内)

「森ノ星」出版記念の写真展を前回の「森のレッスン」と同じ川崎の書店プロジェットで開催します。今回の展示は、フォトムービー「森ノ星」で使われている100点の写真を主体に、チャップブック「動物の森」テキストからも引用、抜粋して展示します。


写真をクリック!

CD-ROM「森ノ星」は、写真家・大竹英洋が1999年から2001年にかけて、アメリカ、ミネソタ州のノースウッズで撮りためた森の写真集。膨大な写真の中から厳選した100枚をフラッシュムービーで表現しています。「森ノ星」につかわれている写真を、L判や2L判のプリントのピンアップ展示で見せたり、大きな壁面ではセレクトした写真を拡大、分割、リミックスして展示します。また今回は、著者のノースウッズとの出会いとその軌跡が、近隣エリアの地図や写真でお楽しみいただけます。その他、展示期間中だけのお楽しみ企画も用意していますのでぜひ遊びに来てください。

大竹英洋について ---> こちらを

「森ノ星」とは:
水の惑星と一般に言われている地球ですが、生命(生物=有機物)との関係で言うと、森の惑星とも言うことができそうです。他の太陽系惑星にはない緑のランドスケープを持ち、わたしたち生物はさまざまな恩恵をこの緑から受けています。「森ノ星」で表現したかったのは、この緑のもつエネルギーを視覚化すること、そして鑑賞の対象として切りとられたものではない、あるがままの森の姿を並べ見ていくことでした。展示では、そういった作品の意図が引用やリミックスにより、より強調された形でご覧になれるのではないかと思います。




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