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15.6 x 1.6 x 23.4 cm、80頁
ペーパーバック版¥1,210(税込価格)

キンドル版:¥550(税込価格)

*価格改定(2024.2):2023年9月のアマゾンKDPの印刷コスト値上げにより、紙の本の販売価格を変更しました。880円(税込)から1,210円(税込)になります。

スティーヴ・ライヒ 二つのインタビュー 

 

著者:ブルース・ダフィー、日本語訳:だいこくかずえ

 

[この本について]

ミニマル・ミュージックの第一人者とされるアメリカの作曲家、スティーヴ・ライヒ。シカゴのラジオ局Classical 97のブロードキャスター、ブルース・ダフィーが1985年と1995年の2回にわたって行なったライヒのロング・インタビューをここに収録します。(1回目:約33000字、2回目:約20000字)

ブルース・ダフィーはラジオや音楽誌で、名だたる世界の音楽家を1600人以上インタビューしてきたこの道のプロ、でもその取り組み方は職業的ジャーナリストとはかなり違っています。何が違うのか、ひとことで言うのは難しいですが、人と人が話すこと、カンバセーションの場を大事にし、そこから自然に生まれてくる、即興的なアイディアや心の底にしまわれていた(あるいは本人も忘れていた)本音を引き出そうとしている、それが魅力でしょうか。

[著者について]
インタビュアーのブルース・ダフィーは、25年以上、世界の音楽家やこの業界で仕事をする人たちの話を聞いてきましたが、1991年には、20世紀のアメリカの作曲家をラジオ番組で紹介した功績で、ASCAP-Deems Taylor Broadcast Awardを受賞しています。また、ブルース本人は音楽愛好家であるだけでなく、かつてバスーン奏者でもありました。

2019年8月出版

発行所:葉っぱの坑夫 www.happano.org
ISBN: 978-4-901274-5-00(ペーパーバック)、 978-4-901274-51-7(Kindle)

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スティーヴ・ライヒのインタビューは、2018年10月と2019年6月の2回に渡って掲載されました。

ブック版がサイト掲載時と違う点は、ライヒの言葉をいくつか原文(英語)でも紹介していること。彼の特徴的な口調、ものの言い方、ユーモアや誠実さ、率直なところがストレートに伝わってきます。

BD:ブルース・ダフィー
SR:スティーヴ・ライヒ

BD:音楽を書いているとき、あなたは聴衆のことを考えますか? あるいはある特定の聴き手のことを。

SR:考えるよ、それはわたしだ!(笑) わたしは自分のために書いてる。たしかに、わたしの書いたものが見下されたり、退屈だと思われたり、誰にも興味をもたれなかったら、がっかりするだろうね。愛されたいと思うよ。面白がられるんじゃなく、情熱を込めて愛されるか、激しく嫌われるかしたいね。

BD:音楽の目的とはなんでしょう。

SR:そういう質問には答えられないよ。あなたがわからないのなら、自分の今いる業界にいるべきじゃないよ!(笑)

BD:自分にとって何かはわかってますよ。ただあなたにとってどうなのか、興味があるんです。

SR:わたしはそういう風に考えたりしない。こんな風に考えてみよう、もしわたしが作曲家でなかったら、何をしていいいかわからないよ。生きることにおいて、作曲が意味するのと同じようなことは、他にないんだ。J.S.バッハの言葉に置き換えてみよう。彼は音楽の目的は神の栄光のため、そして音楽を愛する人々の精神を活気づけるもの、と言った。とてもいいと思うね。わたしもそう思うよ。
 

インタビューより

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もくじ

スティーヴ・ライヒ略歴

インタビュアー、ブルース・ダフィーについて

インタビュー<1>
1985 年 10 月9日、シカゴにて

インタビュー<2>
1995 年 11 月9日、シカゴにて

Kindle版

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